一般社団法人 耐震住宅100％実行委員会の根幹とも言える、新耐震基準策定ワーキンググループの活動目的はズバリ 地震で倒壊しない家を建てるための基準を検証し、独自の新しい耐震基準をつくることです。 ちょっと難しそうに感じるその活動内容を、分かり易くかつ大胆に掘り下げながら、住宅業界の方はもちろん、一般の皆様にも興味深く理解していただけるよう、全3回のウェビナーを開催しました。多くの方々に、本当の「耐震住宅」の在り方を伝えるために動画を公開しています。

この回では、在来工法（木造軸組工法）の仕様規定と、枠組壁工法（２×４工法）の仕様規定についての内容を確認しました。ともに仕様規定の基準を満たそうとすると、制約が多く面倒な割にプランニングの自由度が低くなることがわかりました。これまで建物（木造部分）についての耐震性について検証をご紹介してきましたが、地盤・基礎についての検討についてもその重要性を指摘します。
「許容応力度計算の構造計算」は詳細に計算するため、時間と費用が掛かります。それ故構造計算されていない住宅が、未だに多く建てられ続けているのかもしれませんが、一般社団法人  耐震住宅100％実行委員会では、省エネ（温熱）性能も計算義務化に進むこれからの住宅（建物・基礎）において、詳細に検討する「許容応力度計算の構造計算」を行うことで設計された住宅がさまざまな数値的根拠を持って、安全で安心できる家になると結論付けています。熊本地震のような大地震が起きても倒壊しない家を後世に残していくために。全３回にウェビナー（動画）が、今一度耐震性能の在り方を考えていただく良い機会になれば幸いです。今後も日本のすべての住宅が、耐震住宅となる為に基準の明確化と根拠を分かり易く提示してまいります。どうぞ皆様の「耐震住宅100％実行委員会」及び新耐震基準策定WGへの積極的なご参加をお待ちしております。

第3回 【構造計算しませんか！】 2021年9月29日（火）開催しましたセミナー動画です。 ［24:21］
出演：一般社団法人 耐震住宅100％実行委員会　田鎖代表理事・星野貴行理事・高倉潤理事

第1回 【建築基準法を断捨離しよう！】 動画視聴はこちら

第2回 【倒壊する家・しない家？】 動画視聴はこちら

第3回 【構造計算しませんか！】