なぜ、木質耐震シェルターか?
地震・台風などの自然災害の多い日本では、住宅の耐震化は人命を守るために必須といえます。新築時の耐震化はまだしも、既存の住宅の耐震化はなかなか進まないのが現状です。その原因としては、
1. 費用の負担が大変。
木造住宅1棟あたり150万~200万円かかってしまう。
※在来工法・補強前0.5程度~補強後1.0程度(東京都調べ)
2. 生活面が煩わしくなる。
窓・開口部の減少、壁の増加など居住性の悪化や、工期中の引っ越しの煩わしさなど。
3. 効果に対する信用性の欠如。
補強前後での耐震性向上の正しい評価とわかりやすさがない。
4. 信頼できる情報の不足
消費者が信頼して相談できない(悪徳リフォーム業者等)
そこで、これらの問題点を解決するような耐震化の仕組みを作る必要があると私たちは考えました。そして、施工性やコスト・デザイン性・信頼性の観点から、住宅全体の耐震壁補強するのではなく、木質耐震シェルターという方法での解決方法を見出しました。
木質耐震シェルター70Kの性能と実験
耐震シェルターとは、建物の中に設置する避難施設で、 大地震時に建物が倒壊しても避難する事ができるよう、安全な空間を確保できる構造物です。現在、販売されてる耐震シェルターは性能基準もばらばらで規定もありません。そこで私たちは、大地震時にも安全な設計基準を定め、実験を行うことにより目標を上回る数字の確保を目指しました。
木質耐震シェルター70Kは設置も容易
木質耐震シェルター70Kは、施工性の良さに定評のある株式会社エヌ・シー・エヌのSE構法の集成材・金物を利用しております。下の組み立て手順のように、簡単に施工することができます。